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経済性を守ることが盛り込まれている。
ADSPはADSについてのSARPsをつくることを目的としていたがANCからADSだけでなく他のATSのためのデータリンク適用について運用要件を考えることを命じられて、その作業を続けている。
現在の委員はオーストラリア、ブラジル、カナダ、中国、フランス、ドイツ、イタリア、日本、オランダ、ロシア、サウジアラビア、セネガル、スペイン、イギリス、アメリカの15ヶ国及びアフリカ・マダガスカル航空保安機関、ユーロコントロール、IATA,IFALPA,IFATCAの5国際機関から指名されており、事務担当(Secretary)はICAO ANB ATM SectionのC.Dalton氏である。
(2)ADSPWG/A会議報告
平成9年1月27−31日アトランタのクラウンプラザホテルでADSP,WG/A会議が開催され出席したので報告いたします。
計画ではWG/Bが13−24日、WG/Aが20−31日となっていたが都合でWG/Aは上記のように一週間の会議となった。
1.議題
(1)ADSP/4以降のICAO及び他機関のATSデータリンク適用について実績検討
(2)新しいADS及びADS−Bの適用について運用要件の検討
(3)航空保安業務におけるADS及びADS−Bの効果を評定すること。
(4)ICAO Manualを必要に応じて改訂すること。
2. IFALPA委員の都合で議題(4)から始めることになった。
ハイジャック時のメッセージの取扱いについてWPが提出された。検討の結果すべての緊急通信(7700.7600&7500)について見直すことになりブリズベンにおける会議までに詰めることになった。
3.議題(1)ADSP/4以降のlCA0及び他機関等のATSデータリンク適用の実績検討問題となったのはRTCADO−212とADSPメッセージセットの差異である。各々が検討結果をHamelink女史に送りFANS−1からCNS/ATM−1にどのにうにして移転するかをWG/A&B共同会議(今年5月)までにまとめることになった。
多数のFANS−1装備機が相当長い期間飛び続けると思われるので、それらをどうして取り扱うかを決めねばならない。共同会議はそのために開かれるものである。FANS−1装備機に対しサービスを開始した地域ではCNS/ATM−1装備機に対して同様のサービスを行わねばならない。CNS/ATM−1の装備を遅らせるようなことにならないように注意する必要がある。(この辺はICAO SARPsを満足していない!とFANS−1を攻撃するヨーロッパ勢のいやみ)
また、FANS−1とCPDLCmessagesetの差も取り上げられた。これについても共同会議で検討することになった。
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